今回は腫瘍の診断に関する専門書を複数買取させていただきました。

その中でも筆者の目に留まったのがこちらの一冊です。

「血液・固形腫瘍診断マニュアル―分子生物学、細胞遺伝学、細胞免疫学に基づく」

2002年出版（改訂版）となっております。

こちらの書籍の序文にもある通り、昨今の治療の現場ではエビデンスに基づいた治療、治療成績が強く求められています。そのため、データやその分析の裏打ちの必要性から、その材料の採取(この場合は患者からの血液など）、取扱への配慮が付随的に欠かせないものとなってくるわけですが、こちらの本はそういった現場へのガイドラインとなっています。

白血病などの造血器の病というと、一般人には「不治の病」という暗いイメージがつきまといますが、こういった本が紹介する幾多の療法を目にすると、患者様にも希望の光を感じることができるのはないでしょうか。今後、更にデータ解析は進むでしょうし、医療の現場に明るいニュースが増えることを祈るばかりです。

今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました！