買取実績

お買取の現場から、
最近のお買取内容を紹介いたします。

(※買取価格はその当時のもので、時期によって変動する場合があります。)

内科学に関する医療専門書籍類を複数買取致しました。

買取価格400(2018年08月14日)

今回は内科、特に内分泌や代謝に関する専門医学書を多数買取いたしました。

どちらの本も状態も良く、新しく書き込みもなかったので、ご紹介したい本一冊を選ぶのはなかなか大変だったのですが、

気になった本として下の本を挙げさせていただきます。

「インスリン抵抗性」 2006年12月1日 第1版第1刷

私は医療関係者でもなんでもないですが、「インスリン」と聞けば「糖尿病」と反応するぐらいには「インスリン」という言葉に平均的な日本人よりも触れている気がします。親戚に糖尿病の気がある人が多く、なんと中学生(!)の時に糖尿病予備群の疑惑を着せられ「糖負荷検査」なるものを受けたことがあるのです。(幸い、「予備軍疑い」という域を出ることなく、具体的な治療に至ることはありませんでしたが…)そこから先、テレビや知人から「糖尿病」という単語が漏れ出るたび、他人事とは思えないのですよね。

この「インスリン抵抗性」とは本書によれば、「インスリン(血糖値を下げる働きをする)の作用中であっても糖代謝作用が十分に発揮できない状態」をいうのだそうですが、その原因を扱う章はもちろん、先述した糖尿病のみならず、インスリン抵抗性と脂質代謝異常や高血圧、血液凝固異常などの他病態との関連性についても本書では述べられています。

インスリン抵抗性という言葉自体に注目が集まったのは最近のことではないとはいえ、依然、様々な病態に陥るリスクファクターとして重要なキーワードなような気がします。個人的な思い入れがあるせいだけとは言えませんよね?!たぶん(苦笑)。

いずれにせよ、このような本を読んだ専門家の方々に将来的にお世話になるかも知れないと思うと、そういった意味でも是非是非手にとっていただきたい一冊です。

 

今回も沢山の良書をお譲りいただき、ありがとうございました!

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